火気厳禁の書斎

名は体を表す。です。

三年

繰り返す映像

僕たちは飽きただろうか

ノイズ混じりのラジオ

僕たちは躊躇なくスイッチを切れただろうか

15884が問い掛ける

「死に意味があるなら、私たちは何故死んだのか」

僕たちは笑って

「      、        」

そう答えた

忘却は暴虐で

消えた彼/彼女/君/私は

何を残せただろうか

波は僕たちを奪って

影を連れて帰っていった

何が残っただろうか

青い光が降り注ぎ

僕たちは息もできない

 

電池の抜けた

ガイガーカウンター

今もまだ

低く唸っている

忘却は暴虐だ

アラートを止めるな

僕たちの耳は

僕たちの眼は

ただちに影響はないレベルで

汚染されてはいないか

 

防護服を脱いでも

アクリル板の視界から

青い光が消えるはずもなく

僕らは祈る

非力さを呪う

時間の流れに

薄れてしまわないように