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火気厳禁の書斎

名は体を表す。です。

少女自撮

透明な液をだらだらと垂らす自分と、それを見る自分。

赤い液をどくどくと流す自分と、それを見る自分。

一部を切って売って、私は生きる意味を得る。

とっかえひっかえして、私は生きる。

私は見ている。

切り取っている。

切り取った「それ」からは命の匂いがしないし、しなくても結構。

私は瞬間の命を切り取る。

パシャリ。

ザクリ。

四角の中の人はただのひとがた。

視覚の中の人はただのひとがた。

私からわたしじゃないワタシを切り取って、私は生きていける。

生きていく。

パシャリ。

ザクリ。

人形の眼は真っ黒。

人形の肌は真っ白。

どんな風にだって切り取れる。

どうとでもなる。

人形の心はピンク色。

ピンクは血の色毒の色。

汚れた心を切り取って、私は生きていける。

生きていける。

生きていける。

四角の中の人はただの人形。

視覚の中の人はただの人形。

切り取った命は回されて晒されてそこには命の匂いなんて残らない。

それで結構。

 

透明な液をだらだらと垂らす自分と、それを見る自分。

赤い液をどくどくと流す自分と、それを見る自分。

一部を切って売って、私は生きる意味を得る。

とっかえひっかえして、私は生きる。

 

切り取った命は死んでいた。

切り取った私は死んでいた。