火気厳禁の書斎

名は体を表す。です。

【ネタバレ】魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 雑感

えー、昨日まどマギの映画(新編)見てきました。

ガチでネタバレ注意です。

これ以降未見の方はなるべく見ないでいただきたいです。

 

 

 

さて、個人的な感想から。

初めて見たというのもあり後半鳥肌立ちっぱなしで見ていました。

大体のあらすじ。

まどか、マミ、さやか、杏子が住む見滝原の中学校に、暁美ほむらが転校してくる。

勿論この五人は魔法少女として「ナイトメア」と闘う使命を帯びている。

ほむらが見滝原に来て一ヶ月ほど立った頃、ほむらは街に違和感を感じる。

様々な調査をし、ほむらは「魔女」の記憶を取り戻す。

しかし実際は、「限界まで穢れを溜め込んだソウルジェムを閉鎖空間内に閉じ込めたらどうなるか」というインキュベーターのいわば「人体実験」の結果、ほむらのソウルジェムの中に結界を産み出し、それは魔女の結界と何ら変わらないものだった。

魔女になってしまったほむらを「円環の理」の一部であるさやか、百江なぎさと共に結界内の魔法少女が倒し、新たな「円環の理」に導かれて、まどかに迎えられて消えていく―――――はずだった。

ほむらは「円環の理」に叛逆する。

「もう、離さない」。

彼女はまどかの記憶を切り取ることで新しい「円環の理」になり、まどかと平和な時を過ごす。

おそらくは、永劫に。

 

映画自体の出来はとても良かった。

大画面で味わえる劇団イヌカレー製作の異空間は見応えがあり、旧劇場版のエヴァを思わせるような箇所も幾つかあった。

脚本に関して。

一年待った分の期待を裏返すような疾走感で後半を駆け抜け、最後にほむらは墜ちて、堕ちていく。

 「ほむらのやったことは是か非か?」

これが一番の命題のように思う。

ほむらの「愛」は結果的に宇宙を作り替え、「円環の理」の一部であったさやかもなぎさも、「円環の理」そのものであったはずのまどかでさえも、記憶を失っていく。

ほむらは永久に自分の願いを叶えたまま、新たな「円環の理」として存在し続ける。

彼女が自分の思いの為に「円環の理」を書き換え、世界を作り替えたこと。

それが善悪の焦点にあたる。

実際に「人間」を捨てたほむらは新しい理の上の世界で、まどかを護るためだけに、生きていくのだろう。

どれほど強い願っても、魔法少女でない限り叶わないような願い。

ニーチェは言った。

「人間は獣と超人の間の一本の橋である」。

「人間は大樹と同じで、高処へ行けば行く程その根は深く、闇の中へ、暗黒の中へ堕ちていく」。

ほむらは超人になることによって、彼女自身の理を作り替えだのだと思う。