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火気厳禁の書斎

名は体を表す。です。

折鶴シンメトリー [初出:2013/03/26]

紙を手に、僕は思う。
 
折鶴は何故社会構造に似ているのだろう。
 
彼らはまず正方形を三角形に帰るところから生まれる。
 
直角三角形から二等辺三角形へ。
 
そしてまた正方形に。
 
複雑なようで、根本はただの紙。
 
所詮はいくつかの仕掛けと仕組みで出来たもの。
 
誤魔化しとハッタリで出来たもの。
 
翼は、折り目をつけないとうまく折れない。
 
叶えたい事項は下準備と手順が必要で、それが充分でないと中途半端な叶い方
 
をしてしまう。
 
次は胴体と翼の継ぎ目となる(と思われる)折りの工程だ。
 
どの作業が欠けても作ることのできない、この無機物はやはり何処か社会に似
 
ている。
 
この社会の仕組みに、折鶴を折る私が含まれているのかどうかは知らないが。